2011年12月30日金曜日

Let's move move……

AKIRAさんの歌「MOVE!MOVE!MOVE!」に、

君が動けば、君が変わるよ
君が変われば、世界が変わる

という一節がある。

4月に決心した宮古島移住は、
とんでもなく大きな決断だったと思う。
今でも、とんでもないことをしてしまったのではないか
と思うこともある。
けれども、宮古島移住を決めてから、
いろいろな出会いがあり、
「何かが」動き出してきたような気がする。

奇しくも、今日読み始めた、
新潟にワイナリーを造った人の本の中に、
「人が動き出せば、その周囲にもさまざまな変化や出会いが訪れます。」
という一節が出てきた。

そう、動かなければ、何も変わらない。
まずは、動くことなのだ。


宮古島の宿〜一棟民宿 かなたや


宮古島には、一棟貸の宿も結構多い。食事を出す所、出さない所、琉球赤瓦の古民家から、普通のコンクリートブロックの民家まで、形態はさまざま。6月に泊まった「一棟民宿 かなたや」は、食事なし、2DKほどのコンクリートブロックの民家を貸してくれるというもの。部屋はきれいで、快適。
「かなたや」のある久松地区は、宮古島でも赤瓦の古民家の街並みがもっともよく残る場所として知られ、街歩き好きのぶらぶら猫には楽しい集落だ。今後、スケッチで訪れる機会も多いだろう。




一棟民宿 かなたや外観
久松地区の街並み

2011年12月29日木曜日

宮古島の宿〜地球人の休憩所

2011年4月に初めて宮古島を訪れた時、1泊目はツアーに組み込まれていた「ホテルサザンコースト宮古島」、2泊目は「おにおん倶楽部」、そして最後の3泊目に泊まったのが、このゲストハウスである。3泊4日の旅で、ホテル、民宿、ゲストハウスという3様の宿泊施設に泊まったのは、よい経験だった。また、立地場所も、平良、上野、城辺と、3者3様である。
この宿に泊まることにしたのは、購入を決めた住宅から一番近い宿だったからである。これから住むことに決めた町で、夜を過ごしてみたかったのである。
宮古島に数多く存在するゲストハウスには、一般的にドミトリー(4〜6人の相部屋)と、個室が用意されてあるが、地球人の休憩所は基本的に個室。2階がオーナーの住宅になっている建物の1階部分、およそ3LDKの間取りを利用した、こじんまりした宿である。個室のほか、共同のトイレやシャワー、キッチンが備え付けられている。築年数も浅いし、手入れも行き届いているので、部屋や設備は清潔で快適。
他所に仕事を持っておられるご夫婦だけで経営され、ヘルパーなどは雇っていないため、宿内でのイベントや交流は控えめで、その分、客は自由で静かに過ごすことができる。とはいっても、ご主人は三線と唄を披露してくれるし、客層によってはにぎやかな夜となることもあるようだ。奥様もとても気配りの利く方で、気持ちよく過ごすことができる。そんなオーナーご夫婦の人柄に惹かれてか、城辺という、観光地から少し離れた辺鄙な立地にもかかわらず、リピーターも多いようだ。(宿泊日:2011年4月13日)

2011年12月27日火曜日

沖縄の宿~オーベルジュ・ボンヌ・シェール・ラウー



オーベルジュ・ボンヌ・シェール・ラウーの宿泊部門をここで紹介する。
とはいっても、現在、新館を建設中で、従来の部屋による宿泊は1部屋だけによる暫定開業中といえる状況なので、それをふまえた上での評価である。
現在の部屋は、レストランと同じ建物の2階。ちょうどレストランのすぐ隣の部屋にあたる。建物には他にも部屋があって、アパートとして使用されているようだ。
部屋は8帖ほどのスペースにベッド3つと、テーブル、ソファー、棚が置かれ、他にトイレ、バス&洗面スペースがある。調度類のデザインにこだわっていることが分かり、料理の後も、南欧で一夜を過ごしたかのような感覚を楽しむことができる。
ただひとつ残念だったのは、朝食が用意されていないこと。せっかくレストランが隣にあるのだから、焼きたてパンとコーヒーくらい提供してくれたら完璧だったのに。
もっとも、現在は暫定期間のこっそり営業中なので、新館完成後のサービスに期待しよう。(宿泊日:2011年12月21日)
南欧の宿に滞在しているような感覚に陥る部屋

窓から海も見える

沖縄の飲食店~オーベルジュ・ボンヌ・シェール・ラウー


今回、最終日の1泊を沖縄本島で過ごすことに決めたのは、那覇から北に車で1時間ほどの恩納村にある、このレストラン&ホテルを訪問し、オーナーの中田さんに会いたかったがためである。
中田さんは出身こそ千葉(それもぶらぶら猫の現在の関東での居住地である船橋で思春期を過ごされた)だが、16年前に沖縄に渡り、フレンチ&イタリアンのレストランを経営されている。さらに店名に「オーベルジュ(旅籠)」とあるように、宿泊できる部屋もある。おいしい料理とワインをたっぷり食べて飲んで、すぐ部屋に帰って寝られる幸せを用意してくれているのだ。
地中海沿岸の石造りの家を模した洒落た建物からは、海も望むことができる。ぶらぶら猫の訪問時はオフシーズンだったし、あいにくの天候だったが、恩納村のこのあたりから北にかけては一大リゾート地帯で、シーズンにはさぞかし混み合うのではと思われる人気エリアだ。
料理は丁寧な仕事が一目で分かるフレンチ&イタリアン。地中海料理をうたうだけあって、ハーブやトマト、新鮮な魚介類を堪能できる。その味の確かさは、地元のお医者さんなど、ハイクラスなお客を満足させていることからもわかる。
ラウーのもう一つの特徴は、沖縄の地場産品を使った食文化の発展に寄与していることで、沖縄の伝統食材を使った新しい食文化の創造をめざす沖縄食文化推進協議会「ぬちゆくいプロジェクト」推奨店にも選ばれている。
そんなオーナーの試みのひとつが、沖縄自生の野ブドウの育成と、その野ブドウを使ったワイン造りである。今回、ぶらぶら猫が中田氏のもとを訪れたのも、宮古島へ行く飛行機の機内誌で紹介されていた氏のワイン造りの記事に目がとまったゆえである。沖縄産ブドウを使ったワイン。沖縄とワインが好きなぶらぶら猫にとって、夢のような組み合わせではないか?
今回の訪問時には、残念ながら、その「沖縄ワイン」は味見することができなかったが、ぜひとも近いうちに味わわせてもらいたいと思っている。
「前菜4種の盛り合わせ」

自家製パン

パスタ
「アマトリチャーナのスパゲティ」

魚料理

肉料理

オーストラリアのピノノアール
「トレンサム」

南欧風の外観
「沖縄」と「船橋」という2つの共通点を持つ中田氏とは、妙な縁を感じたぶらぶら猫は、これからも沖縄の食文化のために、協力してやっていけそうな気がしている。

2011年12月26日月曜日

辺野古〜嘉手納〜普天間


恩納村のオーベルジュ・ボンヌ・シェール・ラウーに寄ったついでに、沖縄が、いや日本が抱える最大の問題の一つである基地問題を実地に見るために、辺野古、嘉手納、そして普天間を訪ねてみた。
那覇空港近くで車を借りてすぐ、沖縄自動車道をとばして名護市辺野古へ。「普天間基地の移転先」として日米政府が合意した辺野古では、予定地近くで座り込みのテントが設置されている。辺野古沖の基地建設に抗議する座り込みは、2004年から続けられ、すでに2,800日を越えていた。テントで張り込んでいた篠原さんという女性から、「辺野古沖の基地は普天間の代替のためではなく、はじめからアメリカが欲しがっていた施設であること」「今では、アメリカにとってもどうしても必要という施設ではないが、日本がお金を出してくれるので進めていること」そして「基地建設で潤うのは、地元沖縄の業者はごくわずかで、本当に潤うのは内地のゼネコンであること」などの説明をうかがった。結局、基地問題も利権がらみの儲け話であり、地元にもある程度降りてくる金があったとしても、ただで基地がもらえるアメリカと、受注でも受けるゼネコンを利するだけ。「ゆすりたかりの名人」はどちらかと問いたくなる。
辺野古のテント

基地建設予定地に入れないように
辺野古の浜を分断する形で作られたフェンス
「基地反対」を叫ぶ、多数のメッセージなどが張り付けられている

翌日、宿を出てまず「道の駅かでな」へ。世界有数の空軍基地で、アメリカのアジア戦略の拠点として、多くの人殺しに関わってきたこの基地を展望できるこの施設は、性格のよくわからない施設だ。3階にある学習室には、嘉手納の歴史が展示されている。この展示を見る限り、広大な土地を基地に取られ、住民は狭い土地に押し込められて騒音や事故の危険を耐え忍んでいると、基地に批判的なようだが、いっぽうで、基地展望を売り物にしたり、ミリタリーグッズが売られているなど、商売に利用している風もある。展示室のビデオで最後に「私たち(嘉手納町民)」は平和を望んでいます」とあったが、それは基地のない平和なのだろうか? それとも基地と共存した平和なのだろうか? それにしても、基地が丸見えのこの施設は、米軍はどう思っているのだろうか? 
3,700m滑走路2本を有する極東最大の米空軍基地

「道の駅 かでな」
4階が展望台になっていて、基地を見渡せる

最後に嘉数(かかず)高台公園の展望台から普天間基地を展望。沖縄戦の激戦地で、塹壕跡なども残るこの公園から、市街地を押しやるように占拠している米軍基地をみると、戦後は終わっていないのかという感慨も受ける。普天間周辺では常にヘリコプターの爆音が轟き、周囲の住民の不安はいかばかりと思う。アメリカ国内の規則に則っても違反に当たるというこの危険な基地を、辺野古沖基地との交換条件のように使う日米政府の不誠実さに憤りを感じる。ゆすりたかりに長けているのは日米政府の方だろうに!
嘉数高台公園展望台から展望する普天間基地
辺野古沖とは無関係に無条件返還を求めるのが
日本人としての良識だろう

沖縄の地図、特に中、北部の地図を見ると、米軍基地を示すグレーゾーンがいかに大きい範囲を占めているかがわかる。在日米軍の存在意義を認める人であっても、沖縄のこの地図を見て何も感じない日本人は、人間性を疑われてしかるべきだと思う。

2011年12月25日日曜日

宮古島の宿〜おにおん倶楽部 宮古島


もっと早くに紹介すべき、ぶらぶら猫が宮古島でもっとも気に入っている宿。750坪の本格的な農園をもつ民宿で、自家栽培の新鮮な野菜を使った、オーナーの鈴木さんご夫妻の手料理がおいしい。パンも自分で焼いている他、さとうきびジュースなど、何でも自分たちで作り出そうという意欲と器用さをもつオーナーは、かつて自分で本も製作(デザインから製本まで)してしまったという経歴の持ち主。食に関することだけではなく、太陽光発電や雨水利用など、食やエネルギーの自給自足というぶらぶら猫の夢を、1歩も2歩も先んじて実現している、羨むベキお方たちなのだ。
2階が客室。建物周囲の植栽なども手入れが行き届いていて、気持ちがよい

自家菜園と呼ぶには、もはや大きすぎる本格的な農園。
農林水産省が定める「登録農林漁業体験民宿」登録

清潔感あふれる室内

朝食(洋食)
手作りパンに手作り野菜…
出来合いではない、手作りのものが並ぶ
部屋は2室。完全に独立したマンションの1LDKタイプの部屋で、使い勝手がよい。乳幼児の受け入れを積極的に表明しているだけあって、家族連れにも好評のようだ。その点も、「どんな人間でも歓迎のバリアフリー宿」という、ぶらぶら猫の理想に近くて好感が持てる。
人柄の良い内地出身のご主人と、宮古島出身の奥様の経営するこの宿は、ぶらぶら猫のお手本、目標のような存在である。(宿泊日:2011年4月、6月、9月、12月20日)

宮古島の飲食店〜宮古そば 郷土料理 なび家


イオンタウン宮古南ショッピングセンター内にあって、便利な郷土料理屋。味と値段は普通といったところか。といっても、ぶらぶら猫は「宮古そば()(480)しか食べていないが、そばだけでも種類があるし、他にもおいしそうなメニューがたくさんある。

「宮古そば(中)」
宮古そば 郷土料理 なび家
宮古島市平良字松原631 イオンタウン宮古南店
TEL0980-75-3377
10:00〜22:00 定休日はイオンタウン宮古南店に準じる

宮古島の宿〜ゲストハウス鶴美荘


宮古島のゲストハウスの老舗ともいえるこの宿の特徴は、木造2階建瓦葺きの建物にある。「今にも崩れそう」と言っては失礼にあたるが、内装も含めて、なかなか趣のある宿である。ただ、若い人の合宿所的な雰囲気があって、ぶらぶら猫などは、ちょっと入り込みにくかった。なお、この宿には「はち」という犬のほかに、「まる」という猫が1匹いる。(宿泊日:2011年12月19日)
宮古島でも珍しい、瓦葺き木造2階建て

ゲストハウス周辺には野良猫もたくさん!

宮古島の飲食店〜キッチンソルト


ここも口コミで教えてもらったお店。公設市場内にある「街の駅」の与那覇さんに、「宮古島でワインを飲むならここ」と薦められた店である(本来なら「街の駅」を先に紹介すべきなのであろうが、また今度)
オーナーの松川さんは宮古島の人だが、東京の浅草で、長いこと同じ「キッチンソルト」の名のお店を出していた。店内は白を基調としたシンプルモダンな内装でまとめられ、天然むくのテーブルがさわやかだ。料理はイタリアンで、旬の宮古島の食材を、洗練された調理法で出してくれる。
日替わりランチのスープとサラダ


日替わりランチの「ローストチキン」
外観もいたってシンプル
シンボルロゴは「塩入れ」!
キッチンソルト
沖縄県宮古島市平良下里760
TEL0980-79-8860
Lunch 11:30〜14:30
Diner 18:00〜24:00 水曜定休
※たまに休む


2011年12月20日火曜日

宮古島ドライブウェイ(3)〜宮古島市市役所から池間島まで



宮古島の飲食店〜バナナアイランド


あのAKIRAさんが20082010年まで3年連続ライブをやった店ということで、ぜひ訪れてみたいと思った店である。
オーナーはアフリカやアジア各国を旅してきた末、宮古島の人と自然に惹かれて住み着き、旅先で覚えた各国料理を自分流にアレンジして出している。その他、手打ちうどんにも力をいれており、来年早々には店内改装して、手打ち宮古そばを売り出すなど、若いながらに、なかなか努力家である。
個性的でありながら、よく研究された料理は、やみつきになる魅力を秘めている。一皿のボリュームたっぷりなので、1人だと種類が頼めないのが難点!!
店の看板メニューのひとつ
「ケバブハラ」(肉の煮込み)&「コシャリ」(具たくさん炒め飯)

「チベットチップス」
低温から揚げたポテトチップス。
ポテトチップスのパリパリ感と、
フライドポテトのしっとり感が絶妙に混ざり合い、
やみつきになる人が多い。

化粧室の壁には、AKIRAさん直筆のイラストと歌詞が。
バナナアイランド
宮古島市平良字西仲宗根3-3
TEL 080-3246-0399
18:00〜23:00 不定休

宮古島ドライブウェイ(2)〜平良港から東平安名崎まで






2011年12月18日日曜日

宮古島ドライブウェイ(1)〜宮古空港から来間島


宮古島の飲食店-島茶屋ヤッカヤッカ

初日にいっしょに飲み、「宮古島デザイン工場」の話で盛り上がった大島さんご夫妻のご自宅にあり、奥様が運営している来間島の「島茶屋ヤッカヤッカ」に「お忍び?」で訪問。いや、別に内緒にしたかったわけではなく、わざわざ時間を取らせると悪いと思ったからですよ。
オフシーズンに入り、バイトなどはいなく、奥様一人で切り盛り。久しぶりの晴れ間とあって、次から次へと来客があって忙しそう。
さすが、「デザイナーご夫妻?」の店だけあって、随所にセンスが光る、居心地のよい空間を構成。もちろん料理もおいしい。実は今回は2回目の訪問で、前回「ココナッツとチキンのまろやかカレー」を食べたので、今回は、お楽しみパスタランチの「自家製塩豚とナスのトマトスパゲティ」を注文。塩豚は豚肉の味がよく出ていて、ナスやトマトとよく合っていました。
いつも食事だけでスイーツを頼んでいないので、今度はデザートを堪能しようと思う。
まずはサラダ。サラダ上にあるのは
メニューブックとヤッカヤッカの活動を知らせる冊子
「クリエイティブ部」をもつだけあって、
食だけではなく、総合プロデュースをめざしているのがわかる
つづいてパスタ



島茶屋ヤッカヤッカ
宮古島市下地字来間126-3
TEL/FAX 0980-74-7205
11:30〜18:00 木曜定休
http://cafe.miyakojimacity.jp/index.php

宮古島の宿---ゲストハウス 風家

友だちの友だちは、皆、友だちだ、ではないが、宮古島に来てからは人の評判、すなわち口コミで動くことが多くなった。パンの「空猫十字社」→bar「PURA VIDA」→野菜生産者「愛育農園」と来たように、出会った人から「あそこはいいよ」「あそこが評判だよ」と聞いて行ってみると、結構、ハズレは少ない。
12月17日の宿は、愛育農園の小山さんとの会話の中で登場した「ゲストハウス 風家」。正確に言うと、小山さんのお薦めというのではなく、「最近、農園に来た研修生など、風家にいたという若者が多い」という話を聞いたのだった。「一体、風家とはどんな宿なのか?」。体験してみないと気がすまないぶらぶら猫は、翌日の宿を風家に取ったのだった。
ゲストハウス 風家は、平良の夜の街イイザトの奥、なんともあやしげな場所にある。部屋は和洋の個室が3,000〜4500円であるが、何と言っても話題なのが、980円のドミトリーだ。さらに驚きなのが、このドミトリー料金にも、パンとコーヒーの朝食が無料でついていることだ。さらには夕食も500円で用意してもらえる。こちらも評判のようだったので注文。量こそ多くはなかったものの、煮魚や唐揚げ、刺し身が並び、十分な内容。管理人歴(そして宮古島歴、料理歴も)わずか1年の飛鷹さんが用意したというから、たいしたものだ。
ドミトリーは8畳程度の部屋に2段ベッドが2つ並ぶ定員4人。オフシーズンにもかかわらず満員だった。ベッドがギシギシ音を立てるのが、下のお客に気をつかいそうで気になったが、あとはまあまあ快適。朝食はパンとコーヒーだけが無料だと聞いていたが、ゴーヤーチャンプルーのおかずまで用意してあって、これで980円は格安だろう。
ちなみにこの宿のオーナーは名古屋出身とのこと。愛育農園の小山さんも名古屋、初日にいっしょに飲んだデザイナーの大島さんも名古屋…名古屋が多い!!
ただ、ぶらぶら猫にとって問題だったのはビルとトムという2匹のわんちゃんがいたこと。もちろん宿泊中は笑顔で「かわいいわんちゃんですねえ」と合わせてはいたが、実際は犬、とくに小型犬は苦手なぶらぶら猫なのである。(宿泊日:2011年12月17日)

うかつにも国保が…

11月1日に宮古島市民となり、「あばよ東京」とルンルン気分でいたら、算定された国民健康保険保険料の高さにたまげた。練馬区では今年度は年間36万円ほどだったのに、宮古島市の算定はなんと45万円と、9万円も高い。しかも、国保というのは、11月まで練馬で払っていたのだから、あとの分は宮古島の分の月割り(¥450.000÷12×3=¥112,500)となるのではなく、あくまで宮古島の分から練馬に払った分を差し引いた残り(¥450.000−¥260,000=¥190,000)支払わなくてはならないのだ。
国民健康保険の保険料に、自治体間格差があることは知っていたが、これほど違うとは。下記ブログで紹介されている2009年の毎日新聞記事によると、宮古島市は全国で8番目に高額となっている。

「遙香の日記」
http://d.hatena.ne.jp/i-haruka/20090609/1244485608

自治体間格差3.6倍。ぶらぶら猫は好き好んで引越すのだから文句もいえないが、多くの人は住む場所を選べないのが現実。1票の格差もそうだが、こんなに格差があっていいのだろうか?

2011年12月17日土曜日

宮古島の飲食店---一休

城辺という「辺鄙な」場所にある食堂なので、観光客にはなじみがない。
宮古島の我が家から一番近い飲食店なので、利用機会は多くなるだろう。
ボリュームがすごいのが特徴。
12月17日昼の日替わり定食「味噌汁定食」

宮古島の宿---愛育農園レンタルハウス

厳密にいえば宿泊施設ではないし、オーナーの小山さんも「宮古島移住計画中や農業研修生を優先したい」とおっしゃっているので、ここで紹介すべきではないのかもしれないが、なかなか魅力的な「宿」だったので、紹介したい。


愛育農園のすぐ近く。外観は宮古島(というか沖縄)によくあるコンクリート・ブロック造りの1LDK(といっていいかな)の平屋なのだが、中の造りのセンスがよい。高めの天井、ダウンライトや、照明の覆い、壁の雑作など、ただの民宿とは違うものを感じさせる。外にはウッドデッキもあって、天気のよい夏の夜など星空を楽しめそうである。周囲には畑用地もあって、長期滞在するなら自由に有機農法実験をすることができる。(宿泊日:2011年12月16日)
ダウンライトが落ち着いた雰囲気をかもし出す
ベッドには蚊帳
建物外観はわりと平凡だが、
手前のウッドデッキや緑の雨戸など
「小技」も効いている
手前と奥に畑

宮古島の宿---宮古第一ホテル

今回の滞在1日めに利用したホテル。先のブログで述べたとおり、「島Bar〜シマバル〜PURAVIDA」に近いことと、ネット上に朝食がおいしいとの評判があったことが決め手となった。その朝食は、たしかにこのクラスのホテルとしては充実しており、満足できた。ホテルとしては典型的なビジネスホテルで、利用客もスーツや作業着を着た、仕事関係の人が多い印象を受けた(オフシーズンだったからかもしれないが)。部屋は広いとはいえないが、全体として清潔で、きれいで快適なホテルである。西里の繁華街からも近く、便利。(宿泊日:2011年12月15日)
シングルの部屋は広くはないが
清潔で快適

宮古島市役所のすぐ近く

愛育農園


愛育農園の小山さんご夫妻にお会いし、畑を見せていただき、「レンタルハウス」を利用させてもらった。夜は、食事に招いていただき、宮古島のいろいろな話をしながら、奥様のおいしい手料理をごちそうになった。農園野菜のサラダやパパイアのサラダ、ポトフが並び、素材の味を大切にした塩分控えめな味付けが、ぶらぶら猫の趣味にも合って、おいしかった。
自宅周辺に展開する有機野菜の畑
ハウスなど使えば収穫も増えるが、
あくまでも露地物にこだわるという
お借りしたお部屋といい、ご自宅といい、随所に「普通ではない」センスのよさが光っていたので、不思議に思っていたら、小山さんは宮古島に移住する前は、インテリアのお仕事をされており、もともとはグラフィックデザイン畑出身とのこと。世界や日本を旅してまわった挙げ句、宮古島の美しさと人のよさにひかれて移り住んだという。
もともと農業をやりたくて移住したわけではなく、「おいしい物を食べたい」という思いが、自分で野菜作りをはじめるきっかけだったというから、ぶらぶら猫にも共通するところがある。それにしても、今や、宮古島のホテルやレストランから引っ張りだこの農園に発展させたのだから、すごいものだ。
愛育農園で栽培している野菜は、ハーブやレタス類、トマトなどの洋野菜が中心で、ゴーヤーなどの沖縄地場野菜ではない理由をたずねると、地場野菜はいくらでも作っている人がいるので、他の人がやっていないものをやりたかったとのことで、美術系のセンスだけではなく、経営者のセンスも兼ね備えているお人のようだ。
自宅前庭で育成中の苗
それにしても、農業はやっぱり体力(と気力?)が必要で、始めるなら、ぶらぶら猫の年齢も限界に近いと言われてしまった。やっぱり家庭菜園でほそぼそと始めるのいいのかな。これから、いろいろ教えてもらいに押しかけるでしょうが、どうかよろしくお願いします。

2011年12月16日金曜日

宮古島の飲食店-島Bar〜シマバル〜PURAVIDA

宮古島では数少ないワインがおいしく飲めるBar
これまた宮古島では唯一ともいえる本格的なパン(欧州的なハードタイプの)を焼いている「空猫十字社」に教えてもらい、前回11月に続いて2回目の訪問。今回は、夜、ここでワインを飲みたいがために、滞在初日のホテルを、斜め向かいの「宮古第一ホテル」にしたほどだ。
島の新鮮な食材を使った料理が、リーズナブルな値段で楽しめる。
「タコのぶつ切り」
固さもちょうどよく、味もおいしい

「愛育農園の有機野菜サラダ」
野菜ひとつひとつの味がおいしい。

冬は魚がおいしいとの会話から
薦めてもらったアオチビキのグリル?
(すいません料理名を聞き忘れた)
沖縄では高級魚とされるアオチビキは、
タイのようにおいしい。
お皿にはハーブティーによく使われる
ローゼルのソースも添えてあった。
島Bar〜シマバル〜PURAVIDA
19:00〜 日曜定休
沖縄県宮古島市平良字東仲宗根18





2011年12月15日木曜日

ネアリカ進捗状況

宮古島に立つ前に、大方仕上げてしまいたかったのだが、いかんせん、大きすぎて、3分の1以上残してしまった。後を託した連れ合いが、どれだけ頑張ってくれるか(無理しないでね)。


久しぶりにキャンバスを貼った


大きいので狂わないように基準線を引く

太陽を描いてボンドをのせる

シーサーを描く

いよいよ毛糸貼り開始

太陽中心部