2011年11月28日月曜日

ネアリカ挑戦!!

27日、片道2時間以上をかけて、福生までネアリカの展覧会とAKIRAライブに行った。
ネアリカは、メキシコの先住民族ウイチョルに伝わる毛糸絵画で、AKIRAさんが制作技法を日本に持ち帰って広めたものだ。

どちらかというと抽象的な心象風景を描いたといえるネアリカ(もともとウイチョルのシャーマンが幻覚サボテンを食べて見たヴィジョンを描くものだという)は、具象画のぶらぶら猫とは違う世界の絵画だと思っていた。しかし、その「匂い立つ」ような極彩色を見ているうちに、「これは宮古島の光を捉えるのに使えるのではないか?」と急に思い立ち、展覧会と同時に開催されたワークショップに参加してみたのである。

展覧会を開いたのはHideさんとSachikoさんご夫妻。2007年にAKIRAさんが主催した「輝け! 日本ネアリカ大賞」に金メダル(Hideさん)と銀メダル(Sachikoさん)を受賞し、AKIRAさんが日本のネアリカ作家の第一人者と認めるお二人だ。さすがにAKIRAさんの認めるお二人の作品とあって、色使いといい、構図といい、力作が並んでいる。これまで、あまり原色系の絵画に縁のなかったぶらぶら猫だが、その色彩に感動してしまった。それでいて、他の画材、たとえばアクリル絵の具などとはまた違った「暖かさ」と言おうか、「親しみやすさ」と言おうか、が感じられた。



HideさんとSachikoさんの作品の数々と
ギャラリー中央でネアリカ制作に挑戦する人たち

ぶらぶら猫もワークショップでネアリカに初挑戦。宮古島の美しい海がどれだけ表現できるかに関心があったので、青のグラデに挑戦。加えて、Hideさんの作品中にあった、まるでIllustratorの透明機能のような透ける表現に興味を持ったので、それも実験。なにしろ初めてなので、なかなかうまくいかなかったが、Hideさんたちのアドバイスも聞きながら、なんとか小品を完成させることができた。

同じワークショップに参加した他の方の作品はAKIRAさんのブログ(アキラマニアのNew 天の邪鬼日記http://ameblo.jp/akiramania/)に紹介されたが、なぜかぶらぶら猫1人だけ載せてもらえなかった(仲間外れにされたようで悲しいぜよ、AKIRAさん!!)ので、ここに紹介する。

ぶらぶら猫の初ネアリカ

ネアリカに挑戦する前、ひとつ危惧していたのは、根気が続くかどうかだった。ぶらぶら猫はこれまで、鉛筆デッサンから居酒屋の看板絵まで、たいていの画材は試してきたが、ペンや筆で描くことはいくらでも、何時間でも飽きずにやれるのに、エアブラシのマスキングとか、版画とか、Illustratorのパス切りなど、いわゆる「絵を描く」のとは違う方法には、どこか抵抗感を覚え、途中で投げ出したくなる性癖があったからだ。ところが、このネアリカは、けっこう楽しく熱中することができた。これなら宮古島に行ってからのメイン技法として使えるかもしれない!! いや、すぐにでも大きいのを1つ作ってみようという気持ちになった。それだけ、この絵画技法の面白さと可能性に魅せられてしまったようだ。ネアリカの世界を教えてくれたAKIRAさん、そしてHideさん、Sachikoさん、ありがとう!!

Hide & Sachikoさんの個展は12月5日まで
12月4日にもネアリカのワークショップがあるので、興味がある人は是非参加してみるとよい。子どもでも楽しめる。
場所:ATELIER NOTE(アトリエ ノート)
 〒197-0011 東京都福生市福生2049
     TEL 042-530-3730




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