ワインに合う食材も作りたいものだ。
沖縄の他の地域同様、
宮古島には山羊が多い。
山羊乳のチーズといえば、
本場ヨーロッパでは
牛乳のチーズよりも尊ばれるくらいだ。
ところが沖縄の山羊は肉食用ばかりで、
乳を利用しているところはない。
もったいないじゃないか?
宮古島の山羊乳でチーズを作って、
宮古島のワインとともに提供できたらいいのではないか?
半分冗談でそう思っていたら、
沖縄本島の中城村で
山羊チーズをつくっている人がいるということを、
あのソムリエ・田崎真也の弟の聡氏が編集長をつとめる
沖縄の食文化を扱った雑誌『食の風』で知った。
しかも、その人は宮古島出身だという。
これは会いに行かない手はないと思って、
ずうずうしくも出かけて行った。
中城村の海岸近くにある牧場 みるくやチーズの工場は少し離れた場所にある |
すぐにでも山羊を飼う予定があるわけではなく、
将来的な可能性の視察というだけで
ぶらぶら猫に押しかけられ
はごろも牧場の新城さんは、さぞ迷惑に思われたことであろう。
お忙しい中を時間を作っていただき、申し訳なく思う。
ところで、はごろも牧場では、チーズ以外に、
乳も「やぎみるく」として販売している。
「やぎみるく」も「チーズ」も、
「山羊」というイメージから敬遠される人が飲んで食べても、
まったく抵抗がないくらい飲みやすく、食べやすいものに仕上がっている。
牛乳アレルギーの人でも安心して飲めるというし、
すぐれた栄養成分も含まれているので、
もっと広まってよい食材であると思う。
今すぐ山羊を飼う訳にはいかないが、
何らかの形で、宮古島出身の新城さんが努力して築いてこられた山羊牧場を、
宮古島にも根付かせたいものだ。
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