2011年12月27日火曜日

沖縄の飲食店~オーベルジュ・ボンヌ・シェール・ラウー


今回、最終日の1泊を沖縄本島で過ごすことに決めたのは、那覇から北に車で1時間ほどの恩納村にある、このレストラン&ホテルを訪問し、オーナーの中田さんに会いたかったがためである。
中田さんは出身こそ千葉(それもぶらぶら猫の現在の関東での居住地である船橋で思春期を過ごされた)だが、16年前に沖縄に渡り、フレンチ&イタリアンのレストランを経営されている。さらに店名に「オーベルジュ(旅籠)」とあるように、宿泊できる部屋もある。おいしい料理とワインをたっぷり食べて飲んで、すぐ部屋に帰って寝られる幸せを用意してくれているのだ。
地中海沿岸の石造りの家を模した洒落た建物からは、海も望むことができる。ぶらぶら猫の訪問時はオフシーズンだったし、あいにくの天候だったが、恩納村のこのあたりから北にかけては一大リゾート地帯で、シーズンにはさぞかし混み合うのではと思われる人気エリアだ。
料理は丁寧な仕事が一目で分かるフレンチ&イタリアン。地中海料理をうたうだけあって、ハーブやトマト、新鮮な魚介類を堪能できる。その味の確かさは、地元のお医者さんなど、ハイクラスなお客を満足させていることからもわかる。
ラウーのもう一つの特徴は、沖縄の地場産品を使った食文化の発展に寄与していることで、沖縄の伝統食材を使った新しい食文化の創造をめざす沖縄食文化推進協議会「ぬちゆくいプロジェクト」推奨店にも選ばれている。
そんなオーナーの試みのひとつが、沖縄自生の野ブドウの育成と、その野ブドウを使ったワイン造りである。今回、ぶらぶら猫が中田氏のもとを訪れたのも、宮古島へ行く飛行機の機内誌で紹介されていた氏のワイン造りの記事に目がとまったゆえである。沖縄産ブドウを使ったワイン。沖縄とワインが好きなぶらぶら猫にとって、夢のような組み合わせではないか?
今回の訪問時には、残念ながら、その「沖縄ワイン」は味見することができなかったが、ぜひとも近いうちに味わわせてもらいたいと思っている。
「前菜4種の盛り合わせ」

自家製パン

パスタ
「アマトリチャーナのスパゲティ」

魚料理

肉料理

オーストラリアのピノノアール
「トレンサム」

南欧風の外観
「沖縄」と「船橋」という2つの共通点を持つ中田氏とは、妙な縁を感じたぶらぶら猫は、これからも沖縄の食文化のために、協力してやっていけそうな気がしている。

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